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     アタックの最後の踏み切りは、かかとを使わなくても良いのでしょうか?
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投稿者 スレッド
コヤック Re: アタックの最後の踏み切りは、かかとを使わなくても良いのでしょうか?  /  投稿日時: 2010-8-24 10:40
へりくつ道場高段者
登録日: 2006-1-11
投稿: 118
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ればぁさま

久しぶりに面白いネタで興味深く拝見していましたが,レスがつかないようですね.

引用:
「ふくらはぎや太ももについている筋肉の力を床に伝えるためにも、左足もかかとを使ったほうが良いよ」と指導したのですが、

果たしてそうでしょうか.

とりあえず手元にある本を眺めてみました.専門家ではないのであくまで「へりくつ」として.

バレーペディアP31の踏み切りの写真では順足と逆足の説明がされていますが,例として挙げられております逆足女子の外国人選手選手(名前を失念してしまいました)は踏み切りの前足かかとはついていません.これは逆足だから特別というわけではないと感じます.また順足の例としては石島選手の連続写真では前足かかとはついているように見えますが,床を押す力は前足の前側にあるように思われます.

ダッシュからの切り返し動作を考えた場合,切り返す際の足裏の地面を押す部分はかかとではなくつま先部分(もっと言うと親指付近)にあるのではないかと思います.従って助走の際に進行方向の力をとめるための前足はかかとから接地する必要はないのではないでしょうか.

セリンジャーのパワーバレーボールでは助走の際の踏み切りにかかる時間とジャンプ高さについての相関がデータとしてまとめられています.要点は踏み切り最後の設置時間が短いほうが相対的にジャンプが高くなるという結果を示しています.

縄跳びや代表的なジャンプトレーニングであるボックスジャンプやデプスジャンプの際には足のつま先で接地しそのままジャンプすることになると思います.
このときヒラメ筋のみに着目しますと短時間で力が加わりながら伸展・収縮といういわゆるSSC(ストレッチング・ショートニング・サイクル)になっています.

踏み切りの際の前足足裏の地面を押す力が「つま先→つま先」のほうが「かかと→つま先」よりもジャンプ動作には高効率であると考えられますが,これ研究してみると面白いかもしれませんね.恐らく左足の足裏の力分布とジャンプ高に相関が見られるのではないでしょうか.

引用:
結果は、左足のかかとを使っていない選手が大多数だったと思います。

かかとを使っていない選手はそのほうがジャンプのための効率が良いということを自然と感じとそうなっているのではないでしょうか.

あえて左足の接地方法については指導せず,高くジャンプするトレーニングを繰り返していくことで選手個々にあった踏み切りフォームになっているのではないかと感じていますがいかがでしょうか.

もちろんジャンプ前後の動作(助走の際の歩幅やスパイクに至るまでの動作)はこの掲示板でも色々と議論されているところであり,それらを大いに参考にされてはいかがかと思います.
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題名 投稿者 日時
   アタックの最後の踏み切りは、かかとを使わなくても良いのでしょうか? ればぁ 2010-8-19 10:00
   » Re: アタックの最後の踏み切りは、かかとを使わなくても良いのでしょうか? コヤック 2010-8-24 10:40
       両足で同時に踏み切るような選手いないでしょうか? ればぁ 2010-8-25 0:12
         ジャンプの観察の方法 ナゾノヒデヨシ 2010-8-26 16:40
           助走のある、なしが関係しているのでは? ればぁ 2010-8-31 19:07
     Re: アタックの最後の踏み切りは、かかとを使わなくても良いのでしょうか? 河瀬哲也 2010-9-30 13:40
       河瀬哲也という整体屋さんへ ギルバルス 2010-10-6 11:32
         Re: 河瀬哲也という整体屋さんへ 河瀬哲也 2010-10-7 1:05
           河瀬哲也という整体屋さんへ2 ギルバルス 2010-10-7 12:25
           Re: 河瀬哲也という整体屋さんへ pilot 2010-10-7 21:58
     Moncler Outlet 見学者 2012-10-30 16:58

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