卒論か指導案かなと思っていました。年末年始どころではありませんね。
「フローターサーブの初心者への指導方法についての一考察」
【図３】と【図４】のようにオーバーハンドサーブもネットに対してほぼ垂直に構えてから打つものと，平行に構えてから打つものがあります。何が違ってくるのかは見て考えてもらうとして，なぜ初心者にとってオーバーハンドサーブは難しいのかは面白いテーマです。

フローターサーブの勘違いということでしたので，ここからはフローターサーブに置き換えます。
かおりーぬさんが被験者の学生にフローターサーブを打ってもらったところ相手のコートに入らない。おそらくネットを越えないか，当たりそこないのような横向きの回転が加わって利き腕と反対側のサイドに行ってしまう。
ネットに平行に構えさせてしまったのがまず大きなあやまちだったと思います。

フローターサーブというボールの飛ばし方は，身体とボールの何がどのようになることで９ｍ以上飛ぶのか。身体のどこをどのように使っているのか。
体重移動・体の反り・体幹の捻り・腕の振り（押し出し）の中で何が中心なのか。
小学生や中学生のチームではフローターサーブの子が圧倒的に多くなりました。小学３，４年生の小柄で華奢な体つきの女子でもトスをほとんど上げず「ぺしっ」という感じの軽いフローターサーブを打ちます。もちろん指導者がそれを教えているからなのですが。

（続き）
＞変化球（スライド）サーブよりもドライブサーブの方が腕の使い方は容易。
落ちてくるトスボールをすくい上げるように腕が弧を描くように打つのでドライブ回転がかかったボールになるということで，本来の高い打点から打ち下ろすドライブサーブとは異なります。

体育科の授業と部活動でのフローターサーブの指導の系統性に大きな違いはないと思いますが，対象者と指導(授業)時間に大きな差があります。
フローターサーブを打つ目的も授業と部活では競技性の程度と習熟度に大きな差があります。
「だれでもできるフローターサーブの指導法」・・・