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投稿者 スレッド
mizo resに感謝いたします  /  投稿日時: 2006-9-16 12:49
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-8-28
投稿: 10
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
司馬さん、ナゾノヒデヨシさん、レスありがとうございます。

司馬さんの言われ、サーブカットの練習は「量」と「能率」が大切だという点は私もそう思います。今の現状では、素人(中学から始めた)チームが一年で玄人(小学生からやっていた)チームに追いつくにはどうしたらいいかと考えると、「量」では追いつかないので、「質」でもっと効果的で無駄のない練習はないだろうかと模索している最中です。それと平行して精神面の向上が課題と思っていたので質問させていただきました。

今まで、限られた練習時間をどのように使うかを考え、練習内容を工夫してきたのですが、選手の進歩、伸びは今の練習内容で精一杯のところまできているのではないかと思っています。これ以上の成長を望むには、一人一人が、練習の目的、やり方、取り組む姿勢、集中の度合い、効果、などを意識して、一本も無駄にしないという気持ちが必要だと思っています。試合中のような気持ちで練習したり、大切なことを一つに絞って技術部部だけの練習をしたり、練習内容の確認をしたりしていますが、まだ、足りない部分が多いなぁと自覚しています。
特に、試合に負けたくやしさで気持ちに余裕がない状態でもありましたので、アドバイスをいただけそうなこのHPにおじゃまして、ぶしつけな質問をしてしまいました。ありがたいと同時に申し訳ない気持ちでもあります。

引用:

プレーヤーとしてもそうですが、指導者も必死になって考えて、失敗して考えての繰り返しで自分の指導方法を確立していくものです。
そのエッセンスだけ頂こうと言うのはいかがでしょうか??


いわれることはよくわかります。私は、このHPを指導者研修会やコーチングクリニックのような場所だと思っていたので、何でも質問させていただいたのですが、今後、質問の内容に気をつけたいと思います。

司馬さんの言われる、「失敗の繰り返しで自分の指導方法を確立していく」ことは、まさしくその通りだと思ってます。人から聞いた話をそのままやっても、その内容の背景や意図についての体験的理解を伴っていないと、うまくいくことは少ないことは体験的に理解しています。ある練習をおこなった成果は、選手がどのくらいできるようになったのか、試合でどのくらいのパフォーマンスが発揮できるようになったのか、等を見極められるようになるまでわかりません。選手の成長を見極めて、「この練習方法はこのレベルの選手でこのくらい伸びるのだ」と理解できるようになってからやっと自分のものになります。
また、コーチングの積み上げ方が違えば練習方法をまねしても、しばらくやってみた後で『自分のやり方に合わない』とそのやり方から離れていくものです。そうした変遷を重ねて、司馬さんの言われる『最高の一杯をつくりあげられる』状態に近づくのだと思っています。

私のいる地区は、多くのチームがジュニア出身者が3名くらいはいるチームばかりで、オールジュニア出身チームもあります。地区のトップチームは県内でもトップチームです。ほとんど素人で構成されるチームは少なく、シードが決まっていますので、普通に練習していたら一回戦も勝てません。ジュニア出身チームを最低でも2つは破らないと賞状にたどり着けません。また、夜遅くまで練習しているチームがいくつかあるのでレベルが高い地区でもあります。そのため、他の素人チームもしのぎを削っています。
今回の大会では、予選は、運だけでオールジュニアチームを一つ破ったのですが、準々決勝でジュニア出身チームに負けました。次の段階にいくためには、精神面の高さを求めなければ技術的な伸びはないと痛感しています。それだけに、司馬さんの言われた「綿密な指導」の中身に興味を持った次第です。今は何でも良いからヒントがほしい状態です。メンタルトレーニングは、主食ではないことも承知しています。しかし、心の成長、つまり本気でバレーに打ち込み、自己の可能性を信じてくじけずに努力を続けられる心を育てることは、多種多様な個性を持った集団を、チームに育て上げ、試合で力を発揮する鍵になると思っています。

私にはバレーのコーチングの本質が見えていないところがあり、本質を解き明かす全ての鍵を手に入れたことがありません。色々な鍵のいくつかは手にしたような気がしますが、その鍵は時間がたつと古くなり、新しい鍵が必要になります。
今回は精神面のコーチングについての基本の鍵と新しい鍵が必要だと考え、答えを求めています。

引用:

僕の師匠の場合はやはり練習後に3〜5分程行うミーティングの内容がコツだと思います。
様々な例を出して各選手や現状のチームにとって必要だと思う事を分かりやすく伝えると言う事が重要です。


エッセンスの一端を紹介していただきありがとうございました。
各プレーの練習後のミーティングで5分ですか。各プレーを深く追求していますね。私の追求は浅いかもしれません。
メンタルトレーニングの基本として、選手が積極的な姿勢で、目的、内容、効果を理解してトレーニングをおこなうことだと書いてありましたが、もっと追求しなけらばいけないですね。選手は、バレーの練習をすれば上達すると感じていますが、すでに、レギュラーと控えの差が開いています。

ナゾノヒデヨシさんの高校野球の話は、教育現場における部活指導のあり方を示していて興味深く読ませていただきました。
私は、ピンポイントのメントレを目指しているのではなく、勝利を目指して努力する過程で、本気にならなければ得られないものを選手につかんでほしいとの思いが基本にありますが、相手に押されると引いてしまったり、強豪チームに自分の持っている力を出し切れない状態を打開するために必要な精神面のトレーニングを探しています。
私は勝利至上主義ではありません。勝利の瞬間よりも、選手が今まで破れなかった殻(限界)を打ち破った瞬間が一番感動します。大会では泣いたことがありませんが、練習試合中に「よくぞここまで成長してくれた。」と涙がこぼれることがあります。しかし、大会で敗れたことが夢に出るくらいショックを引きずっています。

引用:

「お前日本語巧くなったな」「これだけ日本語がきちんと語れるようになれば上をも目指せるかな」との監督の言葉。

このことは、人間的な、総合的な成長があってこそ上の段階でプレーするための下地ができる。人間の幅が少ないと上の段階では続かない。上の段階は追求するものが深くなるだけに、人間の深みが必要になる。ということでしょう。
一般には、投手交代なしで打たれても投げさせるというやり方に賛成できない人も多いかと思います。しかし、指導者としては、そうしてみたい瞬間があります。調子の出ないエースやセッターを交代させないで最後までプレーさせたり、25対1の試合でも誰も交代させずに最後まで試合をする、・・考えてみたら、バレーの世界の方がそうしたことが多いかもしれませんね。

バレー界の技術の進歩を追いかけ、色々な条件の中でチームを育てていく中で、精神力、体力に加えて人間関係の指導など、やることが増えていき悩みはつきません。コーチングの中心は技術ですが、人間の持つ色々な面が伸びることで技術が伸びたり、安定感が増したり、次の段階に進むことができたりします。バレーの上達を図りながら、心の成長を見つめていきたいと思っていますので、今後もご助言をいただけたらありがたいと思います。
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題名 投稿者 日時
   メンタルトレーニング mizo 2006-9-9 23:04
     Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-10 1:26
       Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-10 2:09
         Re: メンタルトレーニング mizo 2006-9-10 22:37
           Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-11 1:43
             Re: メンタルトレーニング mizo 2006-9-14 7:20
               Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-15 2:39
                 八重山商工 ナゾノヒデヨシ 2006-9-15 23:40
                 » resに感謝いたします mizo 2006-9-16 12:49
                     実力差 司馬仲達 2006-9-17 4:12
                       Re: 実力差 ナゾノヒデヨシ 2006-9-17 12:22
                         Re: 実力差 司馬仲達 2006-9-17 17:26
                           Re: 実力差 フジやん 2006-9-18 14:45
                             Re: 実力差 mizo 2006-9-19 12:07
                               Re: 実力差 ナゾノヒデヨシ 2006-9-19 21:03
                               Re: 実力差 司馬仲達 2006-9-19 23:23

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