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投稿者 スレッド
司馬仲達 Re: メンタルトレーニング  /  投稿日時: 2006-9-10 1:26
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-6
投稿: 500
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
メンタルトレーニングと言ってもまぁ実に様々有る訳で・・・

大雑把に分けると「実際にプレーをしている場面での精神状態のコントロール」って観点と「日々の心がけ」って観点の両方があって、
どちらを主眼に置くかって所も議論する上で重要ですね。

例えばプロ野球選手で言えば松井(秀)選手は試合前に必ずおにぎりを二つ(←だったかな^^;)食べる事を日課として、俗に言う「スイッチの切り替え」を行うそうです。これは個人で行う切り替え方法ですね。

また、高校野球で良く見かける光景として守備中にピンチを招いてしまった時にマウンドに集まって内野陣が瞑想したり掛け声を掛けたりする様な行為もスイッチ切り替え行為の一つです。これは集団での切り替え方法ですね。

その様なスイッチの切り替えをチームで決められた事を毎度やるのか、それとも個人でやるのか・・・と言う部分はその組織に因って違うでしょう。

この切り替え方法に共通する点は、「必ずその後に成功体験がある」と言う部分です。
「○○をしたから良かった」とか「○○した効果があった」と言う根拠がある事ですね。

でも、実はこの成功体験自体に根拠は必要ありません(笑)
要は「思い込む」事が出来れば良いのです。
なのでそ〜んなに構えて考え込む様な事柄ではありません。

例えば僕の場合ですが、学生時代は気の無いプレーをした場合に監督に一発ぶっ飛ばして貰うと目が覚めます(核爆w)

まぁ簡単に上記の僕の場合をフローチャートにすると・・・


何となく集中できない。
 ↓
ミス連発
 ↓
監督キレる
 ↓
ぶっ飛ばされる
 ↓
気合が入る
 
と、全くもって単純明快なって一本道のチャートですので、これの代替を個々の生活の中の直感でなんとな〜く決めれば良いわけです。


但し、この場面毎のメンタルヘルスを保つ方法も「日々の心がけ」が密接に絡み合うケースがある訳です。


例えば、高校生プレーヤーがタバコを吸っていたとしましょう。
その選手が試合中にチアノーゼ気味になっていつものプレーが出来なくなってしまったとします。
そうするとその選手の精神状態を簡単なフローは・・・


息切れが止まらない
 ↓
やっぱ隠れてタバコ吸ってたのがマズかったかな(;;)
 ↓
このままじゃ他の奴らに迷惑かかっちゃうな・・・
 ↓
どうしよう・・・
 ↓
(このまま不安な状態を無限ループ)
 ↓
結局実力が出せない


実はチアノーゼの原因が喫煙で無かったとしても、「自分自身」に対して負い目がある場合どうしてもその部分を自ら探してしまうんですね〜
なので結局は日々の生活や心がけがちゃんとして無いと実際に必要な場面で実力が発揮できないケースがあります。

要するに例の心技体のスレッドで結果を出している指導者は秘訣を生活指導と言うのはこう言う事です。

************************************************

話を戻して・・・

>メンタルトレーニングってどんなふうにおこなっていますか。できれば、根拠や効果など、細かく教えていただけると幸いです。

前述した事を踏まえて考えれば極端な言い方をすると筋トレすらメンタルトレーニングに成り得る訳です。
とは言え、スクワット100回したから心が鍛えられるってのはズレていると思いますので、
ちょっと変わった事をするのが良いのでは無いでしょうか?


例えば、月並ですがイメージトレーニングは良いと思います。

単純に瞑想や座禅と言うのもありますが、メンタルヘルスと言う点では効果が高いですが、バレーボールに対しての効果はそんなに多くないです。
と、言うのも座禅と言う行為自体が僕ら無宗教の一般の人にとって宗教的意義が強くなってしまい、所謂「無心になる」「何も考えない」と言う部分が強くなってしまうので中々難しいです。

とは言え生活指導上効果があると思いますので完全否定するつもりではないです。また、イメージトレーニングを導入する上でのトレーニングとしては最適かも知れません。


簡単に導入出来る部分では、ずばり!【シャドウ○○】でしょう。
実際にボールを使わないで自分がファインプレーをしている情景をイメージしながら体を動かすのはそのプレーをするためにどの様に体を動かしたらよいかと言う練習にもなりますので効果が高いです。
考え方としては野球選手のシャドウピッチングと一緒ですね。
スパイクなんかは鏡の前でジャンプをしないで助走から一連の動きをするといいと思います。

また、環境を変えて体育館のギャラリーからイメージトレーニングをするのも良いです。

一度試合のビデオなどを見せてからの方が効果があるのですが、自分のプレーのイメージだけでは無く6人の動き全般をイメージし易くなります。

等々・・・イメージトレーニングだけでも色々な切り口がありますので、調べてみて試しても良いですし、自分で開発してもいいですし。
結構面白い分野ですよ〜

但し、忘れて頂きたくないのが「経験に勝る情報は無い」と言う事です。
どんなに上手にイメージトレーニングが出来てもそれは飽く迄言葉は悪いですが「妄想」でしかありませんw

スーパーマンの様に空を飛ぶ事いくらイメージしても空は飛べませんし、いくら気張ってもカメハメ波は手から出てきません(爆)


また、プレッシャーの中でのトレーニングは色々と考案されてますが・・・
結局は「恐い監督がミスした時に怒る」と言うのがやっぱり最良みたいですね・・・僕の経験からは(笑)

ミスしてもぶっ飛ばされない公式戦ってのは気が楽でしたから(^^;)


って長文・駄文失礼しましたm(_ _)m
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題名 投稿者 日時
   メンタルトレーニング mizo 2006-9-9 23:04
   » Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-10 1:26
       Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-10 2:09
         Re: メンタルトレーニング mizo 2006-9-10 22:37
           Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-11 1:43
             Re: メンタルトレーニング mizo 2006-9-14 7:20
               Re: メンタルトレーニング 司馬仲達 2006-9-15 2:39
                 八重山商工 ナゾノヒデヨシ 2006-9-15 23:40
                   resに感謝いたします mizo 2006-9-16 12:49
                     実力差 司馬仲達 2006-9-17 4:12
                       Re: 実力差 ナゾノヒデヨシ 2006-9-17 12:22
                         Re: 実力差 司馬仲達 2006-9-17 17:26
                           Re: 実力差 フジやん 2006-9-18 14:45
                             Re: 実力差 mizo 2006-9-19 12:07
                               Re: 実力差 ナゾノヒデヨシ 2006-9-19 21:03
                               Re: 実力差 司馬仲達 2006-9-19 23:23

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一見すると本書は、書店でよく見かける、大昔の常識をそのまま載せた入門書の仲間ようにも見えます。しかし、内容の誠実さは群を抜いて素晴らしいものがあります。

肩書きだけの入門書(元全日本など)とこの本とを同じようなものだと考えると、バレーボール人生において損をすることになるでしょう。

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『基本から戦術まで バレーボール』についての詳しい書評やコメントの投稿はこちら

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