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Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-8-11 22:35
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
おっかぁさんは書きました:

さてさて、いつ頃だったでしょうか・・・・五年程度かなぁ・・・・

ありがとうございます。
もしかして学会の発表かここでの話題を見て、かと期待したのですが、タスキを着ける発想自体は昔からありますものね。
おっかぁ Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-8-11 21:18
へりくつ道場白帯
登録日: 2008-6-5
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 女性
こんばんは〜

さてさて、いつ頃だったでしょうか・・・・五年程度かなぁ・・・・

ごめんなさい、ちょっと記憶が定かでないです。

Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-8-9 17:50
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
こんにちは、おっかぁさん
引用:
とあるチームの練習に参加したとき、数名がTシャツの上に赤いゴムをかけて、練習後着替えをしていたら、アンダーパンツの上には緑色のゴムを骨盤にかけていたんです。

膝に巻いている人もいれば、足首にまいている人もいれば・・・?なんだこれは〜と聞いてみたら、パスをする姿勢がよいとか下半身が安定するとか、膝の固定とかなどなどでした。

それは、いつ頃のことでしょうか?
おっかぁ Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-8-9 16:07
へりくつ道場白帯
登録日: 2008-6-5
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 女性
こんにちはTさん。

とあるチームの練習に参加したとき、数名がTシャツの上に赤いゴムをかけて、練習後着替えをしていたら、アンダーパンツの上には緑色のゴムを骨盤にかけていたんです。

膝に巻いている人もいれば、足首にまいている人もいれば・・・?なんだこれは〜と聞いてみたら、パスをする姿勢がよいとか下半身が安定するとか、膝の固定とかなどなどでした。

まずは、自分で経験してみよう!!とやり始めただけなんですよ(苦笑)ただのパクリで〜す。

でも、やってみると窮屈感しかなくて・・・最初はつけ心地悪かったのですが、やり続けると慣れるものでして、劇的な効果の感触ではないのですが、ちょっと違うかな?なんとなく違うかな?

一番感じたのはパスではなく、アタック時、腕が後ろに引けるのが普段より楽に引けるという感じでしたね。

で、その辺りから気にして装着感を意識すると、胸が広がるからかな〜肩甲骨が背中中心に向かうからかな〜肩周辺回りがいいかなかな・・・と思うようになりました。


Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-8-8 18:03
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
おっかぁさん、こんにちは。
またまた詳細にありがとうございます。

ところで、「タスキ」を始められたきっかけについて、書いていらっしゃいましたっけ?ちょっと見直してみたのですが、見つかりませんでした。
教えていただければ幸いです。
おっかぁ Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-8-5 15:53
へりくつ道場白帯
登録日: 2008-6-5
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 女性
こんにちは〜

そうですよ、薄緑色です。三本がセットになっているんです。赤・緑・黄色で幅がそれぞれ違います。

フォームが大きくなると云うのは、パスをもらう時に胸が開く分肘も外に開くので、「大きい」という言葉で表現しました。

また、アタック時も、肩が後ろに引かれるので、肩のまわり(回る)が良いと感じます。
そーいう意味では、普段のフォームより、ダイナミックというと大袈裟ですけど、大きく感じます。
Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-29 0:42
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
おっかぁさん、こんばんは。
詳細に、ありがとうございます。

>私の場合、スポーツトレーナーの方から勧められて購入しました。

チューブ(管)状になっているやつですか?薄緑色だったりして?

>パスを受ける時、ゆったりと胸が開きますので、フォームが大きくなり安定する感じです。

胸が開く・フォームが大きくなる・安定する

だいたいイメージ通りですが、「フォームが大きくなる」というのが面白いです。どういうことなんでしょうね?
おっかぁ Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-27 23:48
へりくつ道場白帯
登録日: 2008-6-5
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 女性
こんばんは〜

私の場合、スポーツトレーナーの方から勧められて購入しました。

同じものは、スポーツ店ではちょっと見た事はありません・・・ね

長く使用していると、つけないと何となくもの淋しいというか、不安というか・・・そんな感じになっちゃいますけど、肩甲骨が背骨に向かって引っ張られる様な感覚で、肩から胸にかけては大きく広がる感じです。

パスを受ける時、ゆったりと胸が開きますので、フォームが大きくなり安定する感じです。

襷をする前と、襷をしてからのパスはバラつかない様に思いますよ。ボールに対して、両腕が均等に出るっていう感じでしょうか・・・

最初は、束縛感があって、窮屈にも感じました。

ゴムを輪にして使用する人もいますが、ゴムのハリを調節できる縛り方もあり、最初は緩めから使い始めました。

ほかの方の用に映像などを載せられればいいのでしょうけど、パソコンにどうやって取り込んだらいいのか・・・

Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-24 21:53
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
おっかぁさん、こんばんは

>私も練習中使用していますが、ゴムの方がズレないですよ。ちなみにですが幅5cm長さ2m40cmのものを使っています。

ありがとうございます。参考になりますね。
ゴムは、どんなところで手に入れられるものでしょうか?

>プレー中スライデングをするとチューブが滑りを止めてしまうので、私は重ね着をしています。

そこまでやられるとは、さすがですね。
前にも書いていらっしゃたと思いますが、どんな感じがするのか、教えていただければ幸いです。
Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-24 21:49
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ペーターさん、こんばんは、ご無沙汰してしまいました。

>ペーターさんは書きました:
>椅子に座って頭上パスを行う場合、骨盤を前傾(直立?)させ胸を反らした方がやりやすく感じます。坐骨で支え、上半身を前後左右に動かせるようにするにはそのほうが良いです。

>Tは書きました:
>骨盤を立てて(直立したとき、または真っ直ぐ座ったときの状態)、かつ胸を上に向けると、頭は坐骨よりも後ろに行き、バランスが取りづらくなるでしょう。しかし、片方の足を半歩後ろに引けば、頭and/or上半身の重心は両足の間(基底面の中心)に来て、安定した姿勢になります。

これは、同じことを言っているのだと思います。

椅子に座り、坐骨で支え、上半身を真っ直ぐ起こして前を見た状態を「直立」として、これを基準としていいと思います。
坐骨で座って頭上(直上)パスを行うためには、上胸部が上を向く(胸が反る)ことになりますが、この状態でバランスを取るためには(坐骨の真上に重心があるためには)骨盤が前傾する必要があります。

「坐骨で座って直上パスをするには」、骨盤を前傾させなければならない。

ということですね。

しかし、胸を上に向けるために骨盤を前傾させるというのは、胸と骨盤が反対方向に回転するということで、間にはさまれた「腰椎」は大変です。

それに対して、片足を後ろに引いて立てば、骨盤を直立からやや後傾させても、「両足の間」に重心を置くのは簡単です。そして、骨盤から胸まで無理のないカーブで「胸を上に向ける」ことができるわけです。

体重を支えるために、支えてくれる床や座面と接するもので作るのが「基底面」です。坐骨で座った場合は「左右の坐骨とその間で作る面」が、両足で立った場合は「左右の足とその間で作る面」が「基底面」になります。
おっかぁ Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-24 0:07
へりくつ道場白帯
登録日: 2008-6-5
投稿: 16
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 女性
私も練習中使用していますが、ゴムの方がズレないですよ。ちなみにですが幅5cm長さ2m40cmのものを使っています。

プレー中スライデングをするとチューブが滑りを止めてしまうので、私は重ね着をしています。

腰から股関節にもパラシュート巻きをしていますが、これもアンダーをはいた上に巻いてハーフパンツを着用です。

伸縮性のあるものの方が運動の妨げにならないと感じます。
Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-22 21:03
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
G.Mさん、こんばんは
コメントありがとうございます。

タスキは5cm×146cmの布製の長い鉢巻きのようなものを2本縫い合わせて使っています。

ゴムの方がいいのかどうかはやっていませんので、わかりません。試してみていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。


そういえば、先日のバレーボール学会の集会で、ある方から「サッカーのトラップ(胸でボールを受ける)の練習を徹底的にやらされた。」という話を聞きました。これも同じようなねらいですね。
G.M Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-7-22 14:54
へりくつ道場入門したばかり
登録日: 2008-7-22
投稿: 1
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
タスキはゴムの方が効果高いのでしょうか?
普通の紐でもいいのでしょうか?
幅広のゴムが良い様に感じるのですが?
ペーター Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-5-20 21:17
へりくつ道場黒帯
登録日: 2008-2-1
投稿: 23
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
Tさん、こんばんは

前回の投稿の後、読み返していて、骨盤の前傾・後傾の定義が異なっているような気がしていました。
私の考えでは、左右の上前腸骨棘と恥骨を結んだ三角形の面が地面に対して垂直になっている状態を直立しているとし、この状態を基準に前傾・後傾を定義していました。

引用:
Tさんは書きました:
引用:
ペーターさんは書きました:
「足を前後に開いたほうが骨盤を後傾させやすい」と読み替えることが出来ると思いますが、足を前後させると骨盤は(前or後に関わらず)倒しにくくなると思います。

これがどういうことか、よく分かりませんでした。

この部分は、前傾・後傾の定義の違いからきているのではないかと思います。
また、倒しにくくなると言う表現が適切ではありませんでした。
先の私の定義で言うと、
足を前後させると骨盤は直立に近い状態で維持し易い。
ということです。

Tさんの書込みを、「相対的な後傾」として読み直したところ、異論はありません。

引用:
Tさんは書きました:
これは、両足を揃えて構えたときと似ていますね。

骨盤を立てて(直立したとき、または真っ直ぐ座ったときの状態)、かつ胸を上に向けると、頭は坐骨よりも後ろに行き、バランスが取りづらくなるでしょう。しかし、片方の足を半歩後ろに引けば、頭and/or上半身の重心は両足の間(基底面の中心)に来て、安定した姿勢になります。

ここで思考が停止してしまい、発展していきません。
浅学な私にはこの辺りが限界かも。
Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-5-20 0:08
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ペーターさん、こんばんは
お返事が大変遅くなってしまいました。
どうも上手く説明できないところがあって(ただの思い込みだからかもしれませんが)、書くことができませんでした。
引用:
ペーターさんは書きました:
両足が揃っていれば、左右の腸骨が同じ様に動いていると仮定できるますが、前後に開いた場合、Tさんが仰るとおり骨盤も水平方向の回転が生じているため、画面手前の腸骨の動きしかつかめません。それも、ズボンの上にマークシールを張っているので、布が動いて正確な位置は分かりません。

そうなんですよね。
引用:
T:
胸を起こすためには、骨盤を後傾させた方がいい(はずな)ので、「タスキによって、胸を起こすことに都合のいい変化として、足の前後が生じた」のではないかと考えたわけです。

私のイメージは次の画像の通りです。
100入魂の原稿に使ったものです。


引用:
ペーターさんは書きました:
「足を前後に開いたほうが骨盤を後傾させやすい」と読み替えることが出来ると思いますが、足を前後させると骨盤は(前or後に関わらず)倒しにくくなると思います。

これがどういうことか、よく分かりませんでした。

引用:
ペーターさんは書きました:
また、骨盤を後傾させた状態で胸を起こすと、重心の位置が後ろすぎる気がします。更に、タスキありの場合、上体はまっすぐなまま前傾しており、骨盤が後傾しているようには見えません。

「後傾」といっても相対的なもので、「両足を揃えて膝を曲げると骨盤が前傾しやすく、足を前後すると、それよりも骨盤を立てやすくなる=相対的後傾」ということです。
私が引いたラインでは、1コマ目ではタスキ無しの方が骨盤が前傾しており、タスキありの方はそれよりも「相対的に後傾」しています。

引用:
ペーターさんは書きました:
椅子に座って頭上パスを行う場合、骨盤を前傾(直立?)させ胸を反らした方がやりやすく感じます。坐骨で支え、上半身を前後左右に動かせるようにするにはそのほうが良いです。
なんとなくこの辺りのことが絡んでいるような気がします。

確かに、この辺りのことが鍵なんですよね。

坐骨の真上に頭を持ってきて、かつ胸を上に向けるためには、鳩尾の辺りを前に出して、背骨を反らせる必要があります。真っ直ぐ座ったときよりも、骨盤は前傾します。これは、両足を揃えて構えたときと似ていますね。

骨盤を立てて(直立したとき、または真っ直ぐ座ったときの状態)、かつ胸を上に向けると、頭は坐骨よりも後ろに行き、バランスが取りづらくなるでしょう。しかし、片方の足を半歩後ろに引けば、頭and/or上半身の重心は両足の間(基底面の中心)に来て、安定した姿勢になります。

これが、ヒデヨシさんがどこかで書いていらっしゃった「ロングパスをする時に、1歩前に出ながら軸足じゃない方を『キック』すると飛びます。」というのの「蹴る準備ができた状態」ではないかと思います。
オリビア たすきの直接効果が一番大事では?  /  投稿日時: 2008-4-19 0:29
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
こんにちは
いろいろと考えることの出来る課題で本当に面白いと思います。
たすきは上半身の肩甲骨中心にかけている訳で、素直に考えればたすきパスの効果とは肩甲骨に対しての効果にあるのではないかと思っております。以下私のへりくつです。

パスの構えの選手をやや後から見たところ。骨格にすれば右の絵のようになります。腕は肩甲骨という平たい骨を介して、体に連結しております。骨格の絵を見ていただくとわかりますが、肩甲骨は腕の骨の土台となっている骨です。良いオーバーパス(遠くに飛ばせる、ぶれない)を飛ばすためには当然、土台である肩甲骨が安定している必要があります。土台がふらつけばボールも不安定となってしまいます。


肩甲骨の甲は文字通り甲羅のことです。人間の肩甲骨はカメの甲羅のように胸郭(肋骨と背骨で出来る鳥籠のような構造)の上に乗っております。肩甲骨は背骨と直接に連結しておりません。連結していないことで肩の動きを非常に大きくする事が出来ますが、その反面、筋力が弱かったり、筋肉が硬くなると不安定となります。


パスを飛ばすためにはよく「下半身を使え」とか「体全体を使いなさい」と言われます。下半身の力がどのように伝わるかを考えてみると、膝の曲げ伸ばしの力は股関節から骨盤を通り、背骨を動かします。背骨の動きが肩甲骨に伝えられ、最終的には腕に伝わります。この過程における鍵となる部分は背骨の動きが背中に「乗っている」肩甲骨に上手く伝わるかにあると思います。さらに突っ込んで考えれば背骨と肩甲骨の関係が問題と思います。


たすきをかけると両方の肩甲骨は中心に向かう力が働きます。両肩甲骨の間には背骨がありますから、この力は両肩甲骨を背骨に向かって動かす力となります。この力によって両肩甲骨は背骨に対して安定します。たすきをかけることによって肩甲骨は背骨に対して安定しますから下半身から背骨を通る力が無駄なく腕に伝わることとなります。

もう一度、最初に示された線画入りの動画を見ますとパスの間、たすきパスの場合、非常に上半身(背骨から肩甲骨、腕)が安定して「決まっている」ように感じます。上半身が「決まっている」からこそ下半身の動きもスムーズに見えているのだと思います。たすきのおかげで初心者で肩甲骨を上手く動かせなかったり、筋力不足で肩甲骨を安定させられない選手でも上手く肩甲骨が使えるようになるのでしょう。たすきの効果はあくまでも上半身の肩甲骨周囲の局所に働くのですが、一つの部分が改善すると全体も改善するということが見て取れます。バレーボールの経験がアップするとたすきがなくとも上半身を「決める」ことができます。女子の竹下選手のトスアップ前を思い浮かべるとわかりますが、非常に背筋が伸びて姿勢よく見えます。あの背中の「決め」が安定したトスアップを生んでいると思います。
ペーター Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-4-18 17:16
へりくつ道場黒帯
登録日: 2008-2-1
投稿: 23
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
Tさん、オリビアさん 書込みありがとうございます。

Tさんの研究に対するスレッドを、私が立てることに抵抗がありましたが、勢いで上げてしまいました。承諾してくださり、ありがとうございます。

引用:
オリビアさんは書きました:
画像の加工の過程をもっとも動きを観察するので、細かい変化もよくわかります。出来上がったものを見る人は「フーン」という位で終わってしまうでしょうが、実は加工をした人はただ見る人の何倍もの理解をすることになると思います。過程が大事な典型的な事柄だと思います。

今回の作業で実感しました。画像を加工することで、眺めているだけではわからない微妙な動きを拾うことができます。
ただ、自分が仮定した事柄にとらわれすぎてしまったようです。

前回の投稿では、骨盤(特に仙骨)の角度に注目していたのですが、Tさん、オリビアさんの仰るとおり、画像から骨盤の動きを正確に知ることは難しいようです。
マークシールを基に同じように画像を加工してみたのですが、信憑性に掛けるものでした。
両足が揃っていれば、左右の腸骨が同じ様に動いていると仮定できるますが、前後に開いた場合、Tさんが仰るとおり骨盤も水平方向の回転が生じているため、画面手前の腸骨の動きしかつかめません。それも、ズボンの上にマークシールを張っているので、布が動いて正確な位置は分かりません。

引用:
Tさんは書きました:
さて、私が「タスキ」の画像を見て驚いたのは、足が前後に開いていることでした。「タスキ無し」の方は両足が揃っています。10階ずつ試技を行っていますが、指示したわけではないのに、タスキ無しではほとんど両足が揃っていて、タスキありの時は両足が前後していました。

なぜ足運びの違う画像をアップしたのか若干気になっていましたが、そこでしたか。

引用:
Tさんは書きました:
胸を起こすためには、骨盤を後傾させた方がいい(はずな)ので、「タスキによって、胸を起こすことに都合のいい変化として、足の前後が生じた」のではないかと考えたわけです。

「足を前後に開いたほうが骨盤を後傾させやすい」と読み替えることが出来ると思いますが、足を前後させると骨盤は(前or後に関わらず)倒しにくくなると思います。
また、骨盤を後傾させた状態で胸を起こすと、重心の位置が後ろすぎる気がします。
更に、タスキありの場合、上体はまっすぐなまま前傾しており、骨盤が後傾しているようには見えません。

椅子に座って頭上パスを行う場合、骨盤を前傾(直立?)させ胸を反らした方がやりやすく感じます。
坐骨で支え、上半身を前後左右に動かせるようにするにはそのほうが良いです。
なんとなくこの辺りのことが絡んでいるような気がします。
Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-4-13 19:30
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ペーターさん、こんばんは
upしていただいて、ありがとうございます。
前回はぶっきらぼうな書き方になってしまい、大変失礼しました。

オリビアさん、こんばんは
書き込みありがとうございます。

さて、私が「タスキ」の画像を見て驚いたのは、足が前後に開いていることでした。「タスキ無し」の方は両足が揃っています。10階ずつ試技を行っていますが、指示したわけではないのに、タスキ無しではほとんど両足が揃っていて、タスキありの時は両足が前後していました。

「胸の仰角の安定」にこだわっている私は、両足を前後することを「胸の仰角」と結びつけました。両足を揃えて膝を深く曲げると、スクワット姿勢の通り、骨盤は前傾しやすくなります。それに対し、両足を前後することで、骨盤は後傾させやすくなります。胸を起こすためには、骨盤を後傾させた方がいい(はずな)ので、「タスキによって、胸を起こすことに都合のいい変化として、足の前後が生じた」のではないかと考えたわけです。

見ての通り、この画像では、タスキ無しの方が胸は起きています。
今までの話と矛盾しているのかもしれませんが、胸の仰角の「安定」には貢献しているととらえることもできます。
「タスキ無しでは、骨盤と胸がバラバラである」ということですね。

骨盤の角度は、オリビアさんもおっしゃるとおり微妙ですね。
マーキングがあるのでと書きましたが、学生が私の見ていないところでやったもので、それと、足を前後していることで骨盤も水平方向の回転が生じている可能性もあり、やはり微妙です。しかし、それぞれの試技の中での変化は信頼度が高いと考えてもいいのかなと思います。

「じゃあ、胸の角度の変化はどうなってるの?」ということですが、これもこの画像では未処理データなので、まだ時間がかかりそうです。


と、こんないい加減な話(画像の初心者は今回の発表には使っていないのですが、一発で違いが見えそうなので出しています)なので、みなさま、どんどんへりくつを言っていただければ幸いです(痛いところを突かれると思わず取り乱してしまうかもしれませんが)。

ということで、よろしくお願いいたします。
オリビア Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-4-11 15:43
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-5
投稿: 352
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
ペーターさん

動画の紹介ありがとうございました。また、画像の加工お疲れさまです。
画像の加工の過程をもっとも動きを観察するので、細かい変化もよくわかります。出来上がったものを見る人は「フーン」という位で終わってしまうでしょうが、実は加工をした人はただ見る人の何倍もの理解をすることになると思います。過程が大事な典型的な事柄だと思います。

引用:

ペーターさんは書きました:
この画像を作っていて気付いた点を以下にあげます。

1.骨盤の角度とジャンプの方向

タスキなしでは、骨盤が立った状態で構えているのに対し、タスキありでは、前傾している。
タスキの有無にかかわらず、骨盤の角度(▽の背中側の辺の角度)と同じ方向にジャンプしている。
結果、タスキなしでは上方向に、タスキありでは斜め前方に骨盤がスライドするように移動している。

率直な意見としてこの画像で骨盤の傾斜まではわからないのではないかと思います。何度も繰り返して見ましたが、わからないというのが正直な所です。

引用:

3.ボールを押し出した後の動き

タスキなしでは、ボールを押し出した後、背中を丸め、腰が後ろに逃げる様に動いている。

たすきの効果として最も違いがわかるのはこの点ではないでしょうか?たすきをしていないときの選手の動きは上半身が前に突っ込み、お尻の当たりの下半身が後に逃げ、かつ、腕が早々に下に下がってくるような動きになっていると思います。下にそのイメージの画像を出してみます。

簡単に言えば上半身と下半身がバラバラに動いていて、下半身の力が十分に腕に伝わらない印象があります。

一方、たすきがけをした時は下半身の逃げるような動きがなく、腕もボールを飛ばす方向に最後まで伸びきるように見えます。これもイメージ画像を下に出してみます。

下半身からの力が無駄なく上半身に伝えられて、最終的には腕に伝わる。どこかで力が逃げたり、無駄になったりしていない印象です。まったくの印象ですが、「背中でボールを飛ばしている」ようにも見えます。

また、ご意見を書いて頂ければ幸いです。
骨盤の角度  /  投稿日時: 2008-4-10 16:27
へりくつ道場師範
登録日: 2006-1-9
投稿: 339
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
引用:
ペーターさんは書きました:

1.骨盤の角度とジャンプの方向

タスキなしでは、骨盤が立った状態で構えているのに対し、タスキありでは、前傾している。
タスキの有無にかかわらず、骨盤の角度(▽の背中側の辺の角度)と同じ方向にジャンプしている。
結果、タスキなしでは上方向に、タスキありでは斜め前方に骨盤がスライドするように移動している。

骨盤が斜め前方に移動するのはその通りですが、「角度」については違うようです。


図の中に引いた線は、上前腸骨棘(骨盤の前・上の出っ張り)と大転子(大腿骨の一番上の方の外側の出っ張り)を結んだ線で、骨盤の角度の目安になります。短パンの上からマークシールを貼って、それを目印にしていますので、まあ、それなりに正確だと思います。

・タスキありの方が、1コマ目の膝最大屈曲時に、垂直に近い(より後傾している)
・タスキありの方が、3本の線がほぼ重なっており、3つのタイミングにおける骨盤の角度の変化が小さい。



ペーター Re: オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-4-9 23:18
へりくつ道場黒帯
登録日: 2008-2-1
投稿: 23
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
この画像を作っていて気付いた点を以下にあげます。

1.骨盤の角度とジャンプの方向

タスキなしでは、骨盤が立った状態で構えているのに対し、タスキありでは、前傾している。
タスキの有無にかかわらず、骨盤の角度(▽の背中側の辺の角度)と同じ方向にジャンプしている。
結果、タスキなしでは上方向に、タスキありでは斜め前方に骨盤がスライドするように移動している。

2.腕の動き

タスキなしでは、ボールを引き付ける際に、肘を張るように開いている。そして、ボールを捉える瞬間肘を引いている。ボールの下に移動を始めてから、ボールをリリースするまで、肘の位置が動き続けている。
タスキありでは、ボールの下に移動を始めてから、ボールを捉えるまで、肘の位置、腕の角度にほとんど変化がない。そして、ボールを受ける直前から肩が上がり、送り出すときもタスキなしより肩の位置が高い。ボールを受ける瞬間まで、肩から先はほとんど動いていない。

3.ボールを押し出した後の動き

タスキなしでは、ボールを押し出した後、背中を丸め、腰が後ろに逃げる様に動いている。


別スレでアジュラさんが仰っていますが、胸を反ることで骨盤の前傾が得られます。
タスキをすることで、「胸の仰角の安定」だけでなく「骨盤の前傾」も得られるようです。
私には「骨盤の前傾」がオーバーハンドパスの改善に関わっているように思えます。
ペーター オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について  /  投稿日時: 2008-4-9 22:44
へりくつ道場黒帯
登録日: 2008-2-1
投稿: 23
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
Tさんがバレーボール学会にて「オーバーハンドパスにおけるタスキ効果について」発表されたそうです。
オーバーハンドパスを行う際にタスキをすると、肩甲骨の動きが良くなり「胸の仰角の安定」が得られ、フォームが良くなると言うものだそうです。
mixiにタスキありとタスキなしの動画がアップされており、タスキをしたほうが良いフォームになっています。

この画像を加工したものを公開する許可をTさんにいただいたので、ここに公開させていただきます。
左がタスキなし、右がタスキありです。

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