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KIDD セッター前衛時の「B−ライト」  /  投稿日時: 2006-8-16 23:46
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-7-8
投稿: 10
年齢区分: 15歳〜19歳
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
こんにちは。

少し皆さんの意見をお聞かせ頂きたく存じます。

普通セッター前衛時の攻撃パターンはほとんどの場合「平行ーA」もしくは「平行ーB」ではないでしょうか。少なくとも今まで試合してきたチームのほとんどはこれでした。
しかしうちのチームでは「Bーライト(ライト平行)」(私がチーム内で発案しました)を使っていました。簡単にいいますと、セッターはほぼ真ん中、そしてその分Bもレフト側で行うものです。うちのチームではカットがあまりよくないため「平行ーB」をつかっていましたが変更しました。そこで「平行ーB」と「B−ライト」について皆さんの意見をお聞かせください。

私の考えるB−ライトのメリットデメリット
メリット
1、平行ーBだと、リードブロックで両方2枚、もしくは相手のレフトが入り、それ以上の可能性があるが、B−ライトでは必ずどちらかが一枚。

2、中堅校以下では単にライトからのレシーブに弱い。

3、相手のレフト攻撃に対し、Bクイッカーはブロックにいかないので、切り返しのBが打ちやすい。

デメリット

1、相手のレフトのブロックにでてからもう一度二段も打たな無ければいけないので、技術とスタミナが必要。(うちのチームではライトがふたりで、リベロをつけていました。)

2、セッターが真ん中でブロックするために、低身長の時、ブロック力低下。

3、両極端の方向のトスになるため、トス技術も必要。

今思いつく範囲ではこれくらいでしょうか。
デメリットも大きいですが私のチームではそれ以上にかなりメリットが上回り、サイドアウト率もあがり、間違いなく攻撃力が上がりました。
相手のセンターブロッカーは、やはりBが入っておくとマークしてしまうようで、特に初対戦のチームでは、ライトにブロックが一枚、ラリー中では0枚ということも多々ありました。

皆さんの「平行ーB」「B−ライト」についての、貴重な意見お願いします。

(とりあえずバックアタックのことは考えないでいきましょう^^;)
KIDD Re: セッター前衛時の「B−ライト」  /  投稿日時: 2006-8-17 21:59
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-7-8
投稿: 10
年齢区分: 15歳〜19歳
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
誠に申し訳ありません。旧サイトにこの話多少載っていましたね。
私の、検索不足でした・・・。
たれいらん Re: セッター前衛時の「B−ライト」  /  投稿日時: 2006-8-18 2:53
管理人
登録日: 2005-12-8
投稿: 391
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
KIDDさんこんにちは。

http://www.herikutu.com/html/combi/
のことでしょうか。
この旧サイトのページは右上のサイト内検索では出てきませんので検索不足ということはありませんよ。お気になさらないでください。

引用:
KIDDさんwrote:
私の考えるB−ライトのメリットデメリット
メリット
1、平行ーBだと、リードブロックで両方2枚、もしくは相手のレフトが入り、それ以上の可能性があるが、B−ライトでは必ずどちらかが一枚。

2、中堅校以下では単にライトからのレシーブに弱い。

3、相手のレフト攻撃に対し、Bクイッカーはブロックにいかないので、切り返しのBが打ちやすい。

1が最も大きな理由だと思います。サーブカットからの切り替えしは一発で決めるのが理想だからです。

2に関してはそういうチームもあるとは思います。

3に関して、デメリットで触れられているようにセッターとセンターのブロック能力に差がある場合逆にデメリットとなります。私の所属していたチームではセッターがレフトまでレシーブに下がり、センターはきっちりブロックにいく決まりになっていました。

引用:
デメリット

1、相手のレフトのブロックにでてからもう一度二段も打たな無ければいけないので、技術とスタミナが必要。(うちのチームではライトがふたりで、リベロをつけていました。)

2、セッターが真ん中でブロックするために、低身長の時、ブロック力低下。

3、両極端の方向のトスになるため、トス技術も必要。

1に関して、相手のレフトもブロックに跳んで直後に二段トスを打つわけで、スタミナ勝負に持ち込むということになります。相手にスタミナが無い場合は逆にメリットと言えるかもしれません。ラリーが二段トスの打ち合いになった場合、ライトの二段トススパイクに長けていないとそのラリーを制する可能性が低くなりますね。


引用:
普通セッター前衛時の攻撃パターンはほとんどの場合「平行ーA」もしくは「平行ーB」ではないでしょうか。少なくとも今まで試合してきたチームのほとんどはこれでした。

おっしゃるとおり、頑なにB平行を用いるチームもあります。レフトエースに高さや威力がなくテクニックに長けている場合、この戦術もありだと思います。ブロックフォローがしやすいので、フォローしまくっているうちにブロックアウトなどを勝ち取ってくれることが狙いです。また、時々セミに入ってノーマークも狙えるのがいい所です。



これまで挙げられていないメリットを考えてみます。スタートのポジションのスレッドで説明したバックオーダー、フロントオーダーに関するものです。

■フロントオーダーの場合、セッターが前衛の3ローテーの前衛の並びは次のようになります(Sがセッター、Cがセンター、Lがレフト。 また、セッターのすぐ隣のプレーヤーを表レフト、表センターと仮定してアンダーラインを引いておきます。弱いローテーを作らないためこう配置する場合が多いからです。)

第一ローテー
S L C

第二ローテー
C S L

第三ローテー
L C S

この第二ローテーでは「B-ライト平行」を使わないとした場合、レフトを真ん中でカットさせることになり、サーブで狙われると苦しくなるでしょう。ちなみに第一ローテーと第三ローテーはB-ライト平行は使いづらいですね。センターがCクイックを打ちこなしていればC平行で問題ないのですが、Cクイックを使えない場合かなりつらくなります(フロントオーダーのデメリットのひとつ)。

■バックオーダーの場合は次のようになります。

第一ローテー
S C L

第二ローテー
L S C

第三ローテー
C L S

第一ローテーと第三ローテーはB−ライト平行が使いやすい配置です。バックオーダーには他にもメリットがありますから、ぜひB-ライト平行を使いこなしたいところです。
第二ローテーはB−ライト平行を使いづらい形です。しかし前衛の二枚が両方とも表なのでなんとかしのげるでしょう。
ちょおく 面白いと思います  /  投稿日時: 2006-8-18 9:35
へりくつ道場黒帯
登録日: 2006-1-11
投稿: 53
年齢区分: 20歳以上
バレー暦: ウン十年
性別: 男性
KIDDさんのご意見、B−ライトのコンビ、面白いと思います。

私が感じる大きなデメリットは、以下の点です。
・ブロック体系に不安有り
・私ならブロックはB一枚(コミット可)、ライト2枚で対応しやすい。
ただし、この攻撃形態を把握するのに少し時間がかかるかもしれませんので、それまでは混乱するかもしれません(これはメリット)。
引用:

KIDDさんは書きました:
1、平行ーBだと、リードブロックで両方2枚、もしくは相手のレフトが入り、それ以上の可能性があるが、B−ライトでは必ずどちらかが一枚。

ブロッカーにとって複数の選択肢があるのは、守りの幅が広いと言えるかもしれませんが「どちらに跳ぶか迷う」ということも言えるのではないでしょうか?
私はこの「迷う(迷わせる)」事もコンビにとっては重要だと思います。
たとえ1枚ブロックでも迷いなく跳べる一枚ブロックは結構厄介になるかもしれません(特に速攻につくブロックは)。
例えば、平行−Bひとつとってみても、コンビの質みたいなものはあると思うし、質が高ければブロッカーはやりにくいと思います。


ここからは、あくまで社会人一般男子の低いレベルでの話しになりますが、

私たちが2枚でここぞというときに点を取りにいく(サイドアウトをとりに行く)コンビは、以下の2つがあります。

(1)A、バックセミ(本命:バックセミ)
レフトが回りこんでバックセミを打ちます。
特にレフトがセンターポジションから入る場合、助走のフェイク(一歩目をレフト側踏み出す)と効果大です。
もちろん多様は厳しいです。
デメリットはカットが乱れたときにカバーしにくい点です。

(2)C、平行(本命:C)
センターが回りこんでCを打ちます。


2枚攻撃で(センターより)レフトサイドに2枚よっている場合、バックアタックがなければ相手はライト攻撃を無しと考える場合もあります。
要は、相手レフト=センターマーク(下手すればAは必ずコミットで跳んでくる)、相手センター=センターorレフトマークになりがちです。
特にそこそこのチームはこういう体系をとりやすいです。

「相手レフト=センターマーク」という状態にさせるのがみそです。
なぜなら、センター以外のブロッカーは動きが悪い事が往々にしてあるからです。

例えば(1)の場合、
レフトが助走のフェイクを入れた時点で、「ライト無し」と判断しAに張り付く場合があります。
Aに跳んでくれれば、必然的にライトに回り込む攻撃はノーマークです。
跳ばなくてもバックセミに反応できない場合があります。

(2)の場合も似たような感じで、AマークのポジションからCに動けない場合があります。

双方とも、相手レフト(ブロッカー)がセンターブロッカーの動きまで制限してくれることがあります。

繰り返しますが、社会人一般男子の低いレベルでの話しですので、ご参考までに・・・。
サイドのブロッカーがうまいと厳しいですしね。
まあ、単純にトリッキーに回り込む攻撃は、たまにやれば結構ブロックをはずせることがあるように思います。
KIDD Re: セッター前衛時の「B−ライト」  /  投稿日時: 2006-8-21 20:02
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-7-8
投稿: 10
年齢区分: 15歳〜19歳
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
>たれいらんさん

返信遅くなって申し訳ありません。そしてご丁寧な解説本当に有難うございます。

私はフロントオーダー、バックオーダーと言う言葉は知りませんでしたが、両方試しているうちに、自然にバックオーダーに落ち着きました。
たれいらんさんのおっしゃるとおり、第一第三ローテでバックオーダーを使い、
第二ローテでしょうがなく平行−B−ライトバックと言う形をとっていました。

やはりB−ライト平行も結構使える戦術だと思うのですが、なぜか使っているところは少ないですね^^; 

前対戦したある強豪校はフロントオーダーを使っていたんですが、上の第二ローテで、全て「A−(ライトからの)センターセミ」を使っていました。攻撃が真ん中に偏る上に、来るのがわかっている時間差なので、非常にブロックしやすかったのを覚えています。そこまで、レフトはレフトからとこだわらないで、B−ライト平行使った方がいいんじゃないですかね?と思いました。

B−ライト平行が使われない原因は何にあるとお考えですか?
もしよければ、ご教授いただきたいです。
KIDD Re: 面白いと思います  /  投稿日時: 2006-8-21 20:57
へりくつ道場白帯
登録日: 2006-7-8
投稿: 10
年齢区分: 15歳〜19歳
バレー暦: 6年以上
性別: 男性
>ちょおくさん

遅くなって申し訳ありません。ご返信本当に有難うございます。

たしかにB−平行のBにレフトがブロックするかしないかは悩むところです、しかしやっていくうちに、Bが決まっているようなら相手のレフトもはいってきますし、決まっていないようならレフトは入ってこないように、ブロックシステムが決定してくように感じます。

やはりちょおくさんのおっしゃるとおり、Bにとって一枚でもコミットでしっかり跳んでくるブロックはいやですね。部活内での試合では戦術がバレているため本気でBに跳んでくるため、やっかいです。しかし、試合においては意外にBに対して、コミットで跳んできません。おそらくA−平行、B−平行などでクイックにコミットで跳ぶと平行に間に合わないため、自然に、クイックにはリードで対応するくせがついているのでしょう。

二枚でもA−ライトセミ、B−センターセミなど決定率の高いパターンはいろいろありますが、やはりカットが悪いと機能しないものが多いため、カットの悪いうちのチームでは敬遠されました^^;

やはりわたしの思うB−ライト平行の最大のメリットはやはりカット悪くても対応できるところです!
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