アメリカ在住のNaokiさんから貴重なメールを頂きましたので、ここに転載させていただきます。Naokiさんどうも有難うございます。

身体能力

 私はアメリカでバレーをしています。こっちの選手の身体能力にはまいっています。素人さんとやっても190CM以上はざらで2Mを超す人もいます。そのなかに足首の細い、ジャンプ力のある黒人もいるし、身長165CMの私のスパイクはブロックアウトねらいです。

 もともと、レシーブが得意でTeamにはいっているのですが、日本が世界で勝てない理由をわかったような気がします。
 気付いたのがセッターの背の高さです。日本とくらべると、どう見てもお前はアタッカーだろーっていう人が沢山です。これにはまいります。
 常にブロックは高いし、セッターのフェイントが高いしはやい。時には二段トスでうってきます。攻撃決め手にかけると2セッターにもしてきます。

 なんといっても困るのが速攻のスピードが速いって事です。Aにしろ、Bにしろ一瞬です。見方のブロックはかきまわされっぱなしです。(内のチームのセッターはそれほど背が高くない。)
 そんな中、全日本チームを考えると世界に比べそれほどセッターの背が高くないきがします。いくらジャンプ力が高くても滞空時間が延びてしまうので次の動きにうつれません。これは僕がそうだからです。ちなみに僕はテニスボールでダンクできます。

 あとはセッタのートスが日本人だと読みやすい気がします。これは理由はわかりません。たぶん、おでこの前で上げるか、頭の真上で上げてるかの違いでしょう。
 どっちが読みにくいか考えてくださーい。

解答編(後日のメールから抜粋)

 アメリカのsetterは手首の力が強いせいなのか頭の上でトス回しをします。
 だから、前に飛ぶか後ろに飛ぶか読みずらいんです。
 だから、ブロックもはずしやすいし、レシーブもされにくいんですね。
(前、女子バレーの中田選手のトスまわしは読みやすかった。)

 本当にアメリカの、外国のセッターの背がたかいせいで、日本で経験のできない高いバレーをたのしんでます。
 例えば、通常ならチャンスボールになるのを、ジャンプトスで考えられないくらいの早さのクイックにかえてしまうからです。
 だから、少しぐらいレシーブが乱れてもどーって事ないんですね。
 また、レシーバーも高さ調節があまり重要視されなくなるわけだから、断然レシーブしやすくなります。

 まーこれからもバレーボールを楽しんでいきたいです。

 Naoki

(2000年7月)